2016年5月18日水曜日

救急症例検討会 2016年第3回

今日は、第3回の救急症例検討会でした。

浅井先生から体動困難と食思不振で救急搬送された患者さんの症例呈示、また川上先生から超高齢のくも膜下出血の患者さんを呈示していただきました。1例目の最終診断は「結核」でした。



終了後には、予定のスキルアップ講座が緊急カテで延期となったため、センター長からのレクチャーが行われました。

臨床研修センターでは、第一・第三水曜日に救急症例検討会を行っています。

2016年5月17日火曜日

2016年第5回抄読会

二年次研修医 浅井先生が担当。今回は救急外来でのmiscommunicationについての論文でした。



元の論文はこちら:Changes in Medical Errors after Implementations of a Handoff Program
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMsa1405556

東部医療センターの臨床研修センターでは毎週火曜日朝に抄読会を行っています。

2016年5月10日火曜日

2016年第4回抄読会

二年次研修医谷口先生が担当。片頭痛の論文を探していたら顔面痛の総説がみつかったので呼んでみました、とのこと。

顔面痛を起こすさまざまな病態について勉強しました。

元の論文はこちら:Facial pain - A diagnostic challenge
http://www.racgp.org.au/afp/2015/december/facial-pain-%E2%80%93-a-diagnostic-challenge/


東部医療センターの臨床研修センターでは毎週火曜日朝に抄読会を行っています。

2016年5月5日木曜日

東海地区臨床研修病院合同説明会に参加しました

5月5日に、ポートメッセ名古屋で開催された東海北陸地区合同説明会に参加しました。臨床研修センター長以下センタースタッフ・研修医の先生がブースに来ていただいた学生さんに当院での臨床研修についてご説明しました。皆さん、熱心に聞いておられました。

結果、今年は、過去最高の訪問者数を達成し、ひとつの目標だった初の大台もクリアしました。訪問いただいた学生の皆さん、ありがとうございました。また研修医のみなさん、スタッフの方々、おつかれさまでした。



2016年4月26日火曜日

2016年第3回抄読会

二年次研修医豊田先生が担当。ERにおける急性腎盂腎炎の評価における超音波検査の役割についての台湾からの報告です。EM Allianceで紹介されていた論文で、ERの発熱の4割が腎盂腎炎といわれているので一度振り返ってみようということでした。

当院の救急外来よりはかなり若い年齢層で、女性が多いこと、KUBの実施が多いようでした。エコーが診断に有用であるという単施設の後ろ向きの検討の報告でした。

センター長からは、当院における腎盂腎炎の振分けについてのお話があり、また、泌尿器科池上先生からは、最近では最近では、尿管結石のフォローアップも低線量CTで行われることが多いことや、低線量CTだとKUB2-3枚文の被爆ですむので、初回は通常のCTで他疾患を除外し、その後は低線量CTで経過観察しているというコメントを頂きました。

元の論文はこちら:The role of emergency ultrasound for evaluating acute pyelonephritis in the ED.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20825875

EM Allianceはこちら:
http://www.emalliance.org/wp/

東部医療センターの臨床研修センターでは毎週火曜日朝に抄読会を行っています。


2016年4月22日金曜日

ICLS講習・オリエンテーション終了

オリエンテーションも3週目となりました。
昨日は、新採用の研修医の先生方に向けてのICLSが行われました。ICLSは、医療従事者のための蘇生トレーニングコースで、約1日かけて蘇生のために必要な技術や蘇生現場でのチーム医療を身につけます。
一年次の先生方からは、「実践的な内容で、体で覚えることができ、とても勉強になりました」「一日、あっと言う間でした。疲れました」「ある程度自信がついた」などの感想をいただきました。
研修医の皆さんも指導の皆さんもお疲れさまでした。


そして、今日でオリエンテーションは終了。
次週からは各科ローテートが始まります!

2016年4月20日水曜日

救急症例検討会 2016年第2回

今日は、第2回の救急症例検討会でした。

神田先生から動物咬傷についての概論もお話いただき、また豊田先生から失神の鑑別と、QT延長症候群の鑑別についてお話しがありました。

名古屋市立大学の学外実習の学生さんも参加され、大盛況でした。


終了後には、第1回スキルアップ講座も開催されました。
臨床研修センターでは、第一・第三水曜日に救急症例検討会を行っています。

2016年4月19日火曜日

2016年第2回抄読会

2年次研修医藤浪先生が担当。敗血症・敗血症性ショックの新しい定義についてのJAMAの論文を紹介していただきました。

qSOFA(quick SOFA) :呼吸数≧22回/分,意識障害,収縮期血圧≦100mmHg。

元の論文はこちら:Consensus Definitions for Sepsis and Septic shock
http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2492881


東部医療センターの臨床研修センターでは毎週火曜日朝に抄読会を行っています。

2016年4月12日火曜日

2016年第1回抄読会

・2年次研修医伊藤先生が担当。AMIに対するPCIのdoor to balloon time(D2B)の論文。救急外来でよく遭遇する疾患・治療の論文でありこの論文を選択されたそうです。
・症例登録研究(CathPCI Registry)のDataからST上昇を認める心筋梗塞例に対してPCIを行った例を抽出してD2Bと病院内死亡を検討しています。
・2005年から2009年にかけてD2Bが83分から67分(中央値)に短くなったが、病院内死亡率は4.8%から4.7%と変わらなかった結果でした。Limitationは、観察研究でありランダム化試験ではないこと、危険因子の変化など。
・この時間枠(D2B:83分から67分)の改善では短期の死亡という臨床転帰を変えることはなかったこと、現在の実臨床ではさらにD2Bは短縮されていることなどのお話がありました。


東部医療センターの臨床研修センターでは毎週火曜日朝に抄読会を行っています。

2016年4月6日水曜日

救急症例検討会 2016 年第1回

今日は、今年度初回の救急症例検討会でした。
2年次の先生方の症例呈示で、活発な議論が行われました。



今日の2例のキーワードは「冬」でしたね。
臨床研修センターでは、第一・第三水曜日に救急症例検討会を行っています。

2016年4月1日金曜日

新臨床研修センター長 ご挨拶

今日は、平成28年4月から新センター長に就任された伊藤先生よりご挨拶を寄稿いただきましたのでご紹介します。

平成28年度より臨床研修センター長となりました伊藤恵介と申します。私の専門は消化器内科で、以前より臨床研修センターの一員として仕事をさせていただいておりましたが、今年度からセンター長に就任することになり身の引き締まる思いです。
さて、名古屋市立東部医療センターの臨床研修センターは今年度総勢13名(東部2年が9名、名市大たすき掛け4名)の研修医を迎えることとなりました。研修医の人数は年々増加しており、これはひとえに各科の指導医や歴代臨床研修センタースタッフの努力のたまものと考えております。
当院の研修の特徴としては、研修医1人1人に合ったきめ細かい指導を目指していることだと思います。各研修医に担当のメンターを決め、各自の研修に関する希望や悩み事などの相談に応じ、スケジュールの調整、労働環境の整備、プログラムも臨機応変に調整可能です。これは研修医の人数が指導医数に比して適切であるため可能となるシステムと考えています。また、救急医療を積極的に行っているため多数の症例を経験することができ、診療科と診療科の垣根が低く、とても相談しやすい雰囲気なのも特徴の一つと思います。
浅学非才な私ですが、当院での研修が今後の皆さんのキャリアーの土台として最高のものになるよう、事務方、副センター長、メンターのスタッフと創意工夫しながら一生懸命やっていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。
また、今後当院での研修を検討されている医学生の方も随時見学など可能ですので、御連絡いただければと思います。

名古屋市立東部医療センター

臨床研修センター長
伊藤恵介

2016年3月18日金曜日

おつかれさまでした

 平成27年度の医局送別会が行われました。臨床研修センターでは、ベスト研修医・ベスト指導医の表彰を医局送別会の際に行っています。

 ベスト研修医(2年次):栗山満美子先生
 ベスト研修医(1年次):伊藤謙先生

 ベスト指導医(内科系部門):蓮尾隆博先生(循環器内科)
 ベスト指導医(外科系部門):上野修平先生(外科)
 ベスト指導医(その他部門):安藤雅樹先生(救急科)

センター長の金井先生・副センター長の羽藤先生が今年度で退任されます。

3年間おつかれさまでした。新体制でも引き継いで頑張って参ります。

初投稿

 名古屋市立東部医療センター臨床研修センターの準公式ブログです。

 名古屋市立東部医療センターは、明治23年に始まりがある100年以上の歴史がある病院で「東市民病院」「東しみん」として親しまれてきました。昭和47年から医師臨床研修病院として指定されており、平成23年から「名古屋市立東部医療センター」に改称して現在に至ります。
 名古屋市の千種区にあり、愛知県名古屋市北東部医療圏の中心的な急性期病院のひとつです。地域医療支援病院であり、名古屋市内で4位、年間約7200台の救急搬送を受け入れています。
http://www.higashi.hosp.city.nagoya.jp/

 臨床研修センターは平成22年度に現在の田中宏紀病院長を初代センター長として開設されました。以後、毎年研修医の先生を送り出してきました。...
http://www.higashi.hosp.city.nagoya.jp/cate…/iryou/4239.html

 臨床研修センターの活動や研修医・指導医の先生方の活躍をお伝えしていきたいと思います。