2016年4月26日火曜日

2016年第3回抄読会

二年次研修医豊田先生が担当。ERにおける急性腎盂腎炎の評価における超音波検査の役割についての台湾からの報告です。EM Allianceで紹介されていた論文で、ERの発熱の4割が腎盂腎炎といわれているので一度振り返ってみようということでした。

当院の救急外来よりはかなり若い年齢層で、女性が多いこと、KUBの実施が多いようでした。エコーが診断に有用であるという単施設の後ろ向きの検討の報告でした。

センター長からは、当院における腎盂腎炎の振分けについてのお話があり、また、泌尿器科池上先生からは、最近では最近では、尿管結石のフォローアップも低線量CTで行われることが多いことや、低線量CTだとKUB2-3枚文の被爆ですむので、初回は通常のCTで他疾患を除外し、その後は低線量CTで経過観察しているというコメントを頂きました。

元の論文はこちら:The role of emergency ultrasound for evaluating acute pyelonephritis in the ED.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20825875

EM Allianceはこちら:
http://www.emalliance.org/wp/

東部医療センターの臨床研修センターでは毎週火曜日朝に抄読会を行っています。


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